もやっとしているぞ!


文章を書くことのおもしろいところは、自分の感じているものこと、体感して体得したっぽいこと、なんかもう分かってることが、感覚じゃなくロジックでだんだん分かってくるからだ。

文章を組み立てるときわたしがやっているのは、感覚の理屈化だ。

でも激しく論文とか苦手だし、理屈っぽい本は眠くなって読めない。
眠くなるというのは、自分の能力を超えた本を読んだりすると眠くなるらしい。

考えてると眠くなるから、もやっとしたままでもとにかくキーボードに向かってたらたらと書けば、だんだん分かってくるのかも知れない。

本の企画書作りつつ。
‥‥わー、かなり危なげ‥‥。見えてなさげ‥‥。

文章書くのは好きなのに、論理的な思考は苦手っていうのは、一体なんなんだろうな。

というか、いつから論理的な思考をこんなに苦手と思うようになったのか。
昔は得意だと思っていたはず。

会社の納会を楽しんでしまった


昨日、会社の納会があった。
わたしがこの会社で年末を迎えるのは今年で3回目。納会も3回目。
初めてわたしのハートの鍵を開けてしまった気がする。しまった。

今暇でちょっと寂しい気分なんで、昨日のことを朝から振り返ってしまおう。

いつものように11時半くらいに出社して、終わった仕事のゲラとか紐でくくったりブラインド拭いたりして、社長を含むティータイムを経て、16時から、神楽坂の安い居酒屋「竹ちゃん」にて、納会。

乾杯の声かけしたり、ビンゴ仕切ったりしちった。
そうか、ここから守ってたキャラ崩壊しはじめてるんだな。

ちょっとここでいろいろ、ここには書けないような心の逡巡があった。
書きたいけど自粛するんだぜ。

ちゃんと面と向かってしゃべりたいなというかしゃべるべきだよなーと思っていた人がいたんだけど、それはまったく果たせず、竹ちゃんを後にしたのが何時くらい? 21時台くらいだっけ? だとしたら、竹ちゃんで5時間か。なげえ。

大勢いる飲み会で、ビール注ぎまわるとか席移動するとか、とても苦手。というかやったことないかも。なにしゃべったらいいか分かんないんだもん。

で、2軒目は、竹ちゃんからすぐの立ち飲みワインバー「イデアル」へ。

1年目は納会行かないで帰った。体調不良とかいって。ただの生理痛だったんだけど。
去年は納会だけで帰ったな。

イデアルは、元弊社の偉い人だったすてきなお兄さんがやっています。
本当は、神楽坂に勤めたり住んだりしている大人の男女や外人さん(フランス大使館が近い)などが、静かに1杯飲んでいく感じのお店です。昨日は貧乏社員が一挙に押し寄せて、まるで竹ちゃんみたいになっちゃってたけど。

イデアルに移動したのは、全社員(バイト・外注さん含む、参加者40人くらいかな)のうち、半分くらい? もっとかな、とにかく大量に二次会へなだれ込んだ。

いつも、そういうのきもい、くらい思ってた。毎日職場で顔会わせてる人に素の顔とか見せられないし。見たくもないし。なにその仲良しごっこ、みたいな。

ところが今年はなんか楽しくなっちゃって、なんなら率先してよぱらちた。

20111230-150024.jpg

酩酊しています。

写真は、かなりベロベロになって(といってもワイングラス1杯くらい)、デッキにタバコ吸いにいったら宮ニイが牡蠣をやいてくれて食べているところです。
目がわたしで、手がだいちさんです。

おいしい焼き牡蠣なんて、広島の宮島以来じゃないかしら。いやそれは大げさだな。でもおいしかった。かなりおいしかった。磯の香りだった。

1杯目のワインがかなり美味しかった。ロゼだった。
このワイン半杯くらいでかなりヘラヘラだった。

一次会でしゃべりたくてしゃべれなかった人たちも二次会に来てて。
なんとか絡みたかったんじゃなかろうか。というのもあって多分飲んじゃったんじゃないかな。

お酒のおかげで、しゃべりたかった人とも最低限のことは言えた。よかった。
おいしいワインありがとう!!

石の上にも3年だわねえ。

心のふるさと森ガールは、いつの間にかいなくなってた。
長旅の末、やっとふるさとに帰ろうとしたらもういなかった。
でも、ワインあんま飲んでなくてちゃんと理性キープしててえらかったよ!

ま、そういう仕事納めでした。

来年はどんなふうになるのかな。今まだぜんぜん想像できないな。
まだ見えてない楽しいことが、山盛り用意されていますように。


仕事で麹町の方へ行って、会社のある早稲田のほうまで帰って来るのに、四谷を通った。

四谷を通るときいつも、ついしんみち通りへ入ってしまう。
牛タンのお店や、三栄公園や、そこにいたかつてのわたしや、そのとき一緒にいた人や、食べてたもの、感じてたこと、考えてたことなどを、凝視してしまう。

三栄公園でよくお弁当やパンを食べた。
一人、あったかい日差しの中で、子どもたちを見てた。
寂しかったか、とげとげしてたか、やさしいきもちだったか、覚えてない。
同期の男の子と食べたサンドウィッチは、ホットサンドとやわらかサンドの2種類あった。
毎日、朝起きて、料理をするのが楽しかった。
隣の席の先輩をランチに誘ったら、気持ちよくいやがられた。
それをさらっと流してた。気持ちいい人だなと思ってた。
あの人もあの人を好きだったんだな。かわいい人だったのかもしれない。
キャスターを吸ってた。
ボイラー室で昼寝した。
それを言ったら、「おれも昔あそこで寝てた」ってうれしそうに言ってた。
仕事は人ごとみたいだった。
でも楽しかった。

あのころのわたしは、どうしてあんなふうに感じていたのか。
あのころのわたしは、なにを持っていたのか。なにを持っていなかったのか。

通るたびに、あのころのわたしが好きすぎて、なんかいろいろどーにかなりそう。

や、あのころのわたしが好きというわけじゃないのかな。
うらやましいのかな。
あの人を好きでいられたことがうらやましいんだな。

あの人に好かれていた自分がどんなだったのか、あの人がどんなふうにわたしを見ていたのか、未だに知りたいんだな。
あの人の好きな人だったから、あのころの自分が好きなんだな。

しんみち通りから右に曲がって津之森坂に入ると、坂を下りる手前に会社がある。
大学を出てすぐバイトで入った会社。

中をのぞくと、12年前に面接したあの喫茶室がちょっと変わっていたり、出入りする人が知らない顔ばかりだったり。
すっかりよその会社になってしまった。

たった1年バイトでいただけの会社。

通り過ぎて、坂を下りる手前で、ふと思う。
あの建物のなかで、今、あの人があの頃と同じように働いているんだな。
振り返ってみる。
会社の中から外を覗いても、こっち側の歩道は見えなかった。

自分の会社へ戻らなきゃ。
坂を下りて、また登って、外苑東通りに出ると、今を生きてる自分が戻ってくる。

あれは昔の自分。10年以上も前の自分。
あのお弁当も、日差しも、恋も、全部10年以上も前のこと。

防衛庁を通り過ぎながら、でも今でもやっぱ好きだと肯定してみたら、いっぱい涙が出てきた。

四谷を通ると、いつも囚われる。

10年前の感情なのか、今の感情なのか。
なんで涙がでるのか。

泣きながら、ゆっくり自転車をこいでいるうちに、柳町の交差点に着く。
今の会社の通勤で使う駅がここにある。今の通勤路に入る。

涙が止む。

今のわたしの席。
昨日もいて今もいて明日もいる、会社の人たち。
今やるべき仕事。
今使っている机。
今愛用しているカップ。

今に囲まれて、涙が出る隙がなくなる。

パソコンを立ち上げたら、麹町のクライアントさんからお礼のメールが届いていた。
今のわたしの、ここが居場所。
今のわたしを支えてくれている、みんなのやさしさ、あたたかさ。

今の涙が、ちょっと出た。

この席で、今日も仕事する。

前向くヒント


というわけで今夜は、素敵な男性と素敵な女性とわたし、の三人で、忘年会兼打ち上げ。神楽坂の石畳をおりたとこにある素敵なお店「鳥茶屋」で、コースをご馳走になりました。

20111217-012447.jpg

さてここで、ちょっと仕事ということについて考える。

今の会社でわたしがいちばん求められている仕事は、ちょっと苦手なことだ。
私は今、それにまったく応えられていなくて、苦しい。
正直、そういう仕事がそれほど好きでもないみたい。
なんて言うとクビになりそうだけどなー。
なんかビクビクしてる。そういうとこ求められてることに。
まわりの目ばっか気にして、ごまかそうとしてる。
ごまかせるわけないんだけど。

ところが、書く仕事は、だれが期待してくれようがしてくれまいが、うまくできていようができていまいが、楽しい。
『新・三銃士』の仕事は、書く仕事が中心だったし、物語だったし、本当に楽しかったな。

ビクビクしてても前にはいかない。
人の目ばっか気にしてても成長はない。
さっさと諦めるべきだ。開き直るべきだ。
現実を肯定しないと前にはいかない。

ビクビクしてる暇があったら、だれが期待しようがしまいが人の目を気にせず邁進できることに、どんどん邁進するべきだ。

わたしの悪いところは、未練がましいところ。マイナス思考なところ。
だからビクビクする。
多分変えられない。

未練がましいのは、ねばりづよいということにする。
マイナス思考は、慎重だということにする。

前もって悪い想定をして動くのは得意らしい。
だからこれからは、悪い想定と同時に最高のいい想定もしよう。
いい想定は裏切られるのが恐いような気がするけど、悪い想定はできてるんだから本当はなにも恐くないはず。

自分の手の中で起こっている・起こせることだけじゃなくて、起こせないかもしれないことにも、ワクワクしたい。ワクワクして、手を伸ばしたい。

たのしいとか好きとか思える仕事ほど、きっと自分に合っているし能力もあるのだろうと勝手に信じて、来年は、周りじゃなくて前を向いていこうと思う。

全体的によくなっているという実感はあるんだ。

本『新・三銃士』


新・三銃士(理論社)

いろいろあって思いがけず長いお付き合いになったシリーズ、最終巻が今日下版。
思い出もいろいろ積もってしまって、入稿するのがなんだか寂しいです。

この仕事では、全8巻のうち、4巻から8巻のノベライズと編集、DTPをやりました。

たった5冊出すのに1年半かかった。
ほんといろいろあった。
いろいろあったと言っても、わたしは、周りで起こってるいろいろに右往左往するだけで、泣いたり笑ったりするだけで、結局何もできなかったのだけれど。

三谷幸喜の書いた脚本にも、人形たちにも、今ではとっても愛着がある。
特にひいきしてるのはサルのプランシェです。

一年半もわたしのそばにいてくれた、楽しかった仕事よ。
じゃあね、バイバイ!

新・三銃士〈1〉伝説の銃士たち 新・三銃士〈2〉王妃の恋 新・三銃士〈3〉新たなる陰謀 (NHK連続人形活劇) 新・三銃士〈4〉首飾りの行方 新・三銃士〈5〉銃士への道のり (NHK連続人形活劇) 新・三銃士〈6〉三銃士との決別 (NHK連続人形活劇) 新・三銃士〈7〉 (NHK連続人形活劇) 8
※8巻は1月下旬発売