1
きょうも 土星に あたらしい あさが きました。
ねむりから さめた 土星人たちが ざわざわと うごきはじめます。
まちの はずれでは、たのしそうな はなしごえが しています。
2
ミュームムミーッ
と、ムムが ぺペに はなしかけます。 ぺぺは、
ピポパポピピピ
と、かえします。
ことばが すこし ちがいます。
けれど ゆっくりはなして よくきけば わかるのです。
おてんきの はなしを しています。
3
そらは まっかに はれわたっています。
きのうの あめに あらわれた 土星の”わ”が キラキラと かがやき、
5つの つきは やくそくどおりに あらわれて、
それぞれの みちかけを きざんています。
4
ムムと ぺぺの ちがうところは、ことばだけでは ありません。
ムムは からだが ヌメリとしていて、
あめのひでも げんきに そとで あそべます。
みずたまりを ピチャピチャ かけまわったり、
ながれる かわを スイスイ およいだり。
そのかわり……
5
たいようの でるひは あまり たのしくありません。
からだが かわいて カサカサしてしまうのです。
6
ぺぺは おおきな みみを 3つも もっています。
きょうのように はれたひは、
はなの つぼみが ひらく おとや、
つきの みちたり かけたりする おとまで きこえます。
そのかわり……
7
あめの ふるひは あまおとが うるさいので そとへ でられません。
いちにちじゅう まどを しめきって、
ほんでも よむしか ありません。
8
それでも ムムと ぺぺは とても なかよしです。
ふたりとも、にじが だいすきだからです。
土星には、にじの いろどりが きらいだと いうひとが
たくさん いるのです。
ムムと ぺぺは にじの なかの どのいろも、
とても うつくしいと かんじました。
9
10
ざんねんながら、けさは にじが でませんでした。
きのうの あめで すっかり あそびつかれた ムムが、
メメッミューミミーッ
と、いいました。
きょうは いちにち くたびれた からだを やすめるようです。
ピーピピップップー
やまへ でかけるので、よるは とれたものを いっしょに たべよう
と、ぺぺは いいました。
11
さあ、ゆうごはんを たのしみに、
ふたりは それぞれの いちにちを はじめましたよ。
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