水槽の春化


バクテリア増やそう、って思って水草買いにいって、まあ案の定ではあるが、デメ金がまんできなかった。780円。たっか!

ホテイアオイとデメ金

上から見る水槽になったら、ぜひ飼いたかった琉金型。まっ黒っておもしろい。ドジョウ欲しい。

あと、上から見る水槽になったらぜひ入れたかったホテイアオイ。これからの季節なら長持ちするはず。

バクテリアの温床となる砂利は、メダカ用のを買おうか迷って、以前使っていた金魚用のやつにした。(メダカはこんなギザギザの固いジャリだと、ケガして死んじゃうかもしれないらしい。普段ドロの多いところに住んでいて、ドロに体を隠したりもするんだって。たしかにこれに埋もれようとしたら死んじゃう。)

それから、不覚にもエアレーションを買ってしまった。うるささに耐えられないので寝るときは切るけど、いいのかなそういうことして。バクテリア増えるまでの緊急導入のつもり。

市販のバクテリアも買ってきた。なんだかいかにも都会マンションの贅沢って感じだ、バクテリアを買うって。高いし。それから水変えポンプも買ってきた。網も。

ぜんぶ衝動買い。

水槽の春化はうちだけじゃない。

金魚坂ではちっちゃいカメを売りはじめていたり(欲しくなったけど我慢した)、ホテイアオイが山盛りだったり、水槽にも隙間がなくなっていたりして、オンシーズンの様相を呈していた。

いつも図書館に行くときに見る近所のメダカの睡蓮鉢は、水がどろどろに濁っていて、小さい睡蓮の葉っぱがあった。冬を越えてまた新しく睡蓮を植えたのかもしれない。メダカの姿は濁って見えなかったけど、きっとあの中でスイスイしてただろう。

いつものご近所睡蓮鉢

引っ越し以来ずっと水槽の底辺にはいつくばっていたデメが、やっとエサを求めて水面近くまで泳ぎに来た。深夜2時。

こんな時間に‥‥と思いながらもエサ投入。ぜんぜん反応なし。逃げるし。

仕方がない、今はラポールの形成の時期である。

水槽のへりに浮いたエサを捉えられない様子だったので、つっついてたホテイアオイにくっつけてみたりした。それでもぜんぜん見つけられないし、なんとか見つけても吸啜できない様子だったので、まず木の枝を浮かべてみた。

不安定な枝では心もとないので、水槽の壁で固定して、水面を分断。(これでメダカと金魚のエサ場を分けられる!)

木の枝で分断

そしたらまんまと枝にぱくぱく来たので、ぱくぱくしてたあたりにエサを移し、じっと待つこと、10分くらい。やっと最初の捕食。安堵!

鈍くさい金魚にとっての捕食は、鈍くさい子どものさかあがりに似ていると思う。最初は見当が付かないにちがいない。体の筋肉をどういうタイミングでどう使えばいいのか。しかし、一度体験できれば体が覚える。なにをどうと考えなくても、体が反応してくれるようになる。

しかし、生理的早産と言われる人間だって生まれつき「探索」「捕捉」「吸啜」「嚥下」という4つの哺乳反射を備えている。

それに比べ、養育者なしで生き抜かなければならない魚であるところのデメには「生きる力」があまりにも足りなすぎる。まず第一段階の「探索」反射を備えてない。完全にメダカに負けてる。

とはいえ、ペットとしてはメダカより優秀だとも言える。手がかかる鈍くさい姿は、かわいくて目が放せない。さすが780円。十把一絡げで250円のメダカとは存在の重みが違う。

早くバクテリアいっぱいになって、デメのエサになってもらいたい。長生きしてほしいなあ。

冬の水槽


この北向きの部屋でいちばん陽当たりのいい場所においているからかどうか、水槽がすぐ汚れる。水草もへんな根っこみたいな白いニョロニョロが出てきている。10匹250円のメダカは心なしかでかくなっちゃったような気がする。フンもいっぱいだし。

ペットとしてはやっかいでじゃまくさいことだけど、生命活動としては活発で喜ばしいことだ。

水槽、ずっと下駄箱の上だったけど、立冬から立春までの「冬」の間は日当たりのいい机の上に引っ越してもいいかも。冬は下駄箱上に飾るものいっぱいあるし。

生き物よ。


部屋が散らかっていて、洗い物も洗濯もしてなくて、忙しくしたり考えたりしていて、ふと、金魚のいない金魚鉢のことを思った。

次はメダカが飼ってみたいなー。と思いながら、おしるしの「きんぎょ」をたぐって金魚日記をさかのぼってみた。

生き物がいる生活っていいな。

あー、このそこはかとない虚しさ、寂しさ。一人暮らしの醍醐味。

また、ご冥福。


オシャレの棺

オシャレという名のオシャレな金魚だったので、オシャレな千代紙とオシャレなシールで納棺。

オシャレ

水の中から出すとさびしい姿。死ぬと筋肉(?)がまったく感じられなくて、きれいな長い尾ひれもすぼまっちゃって、寂しい。

生前のオシャレ

生前のオシャレ。

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翌々日、埋葬。
オシャレのお墓

ご冥福。


うちにきて1ヶ月くらい。急に寒くなった一昨日の夜、会社から帰ると水槽の中で斜めに泳いでた。その夜のうちに、ほとんど泳がなくなった。

昨日の夜からは風呂桶を集中治療室にして、ホットカーペットと塩でがんばってみたけど、今日帰ってきたらエラがまったく動かなくなってました。

エボシ

チビのときと似てるけど、傾いてから2日も生きていられたのが驚き。死んでから前ヒレの中が黒ずんでいるのに気づいた。いつも弱ってる金魚を手に乗せて観察はしないから、もしかしたら死んでから気づいてるだけで、じつは弱ってるときから黒いのかもしれない。元気なときからかもしれない。

エボシ

オシャレは冬眠中。

そもそも、オシャレがあんまりおとなしいから不安になってエボシを買ったんだった。しかしそもそも、ヒーターもエアーもないうちの水槽では、寒い時期は動かないのが当たり前なのでした。

棺は、エボシのキラキラした白に似た千代紙。

エボシの棺

チビと同じとこに埋めようかな。