ベートーベン大好きで、伝記を一度ちゃんと読みたいと思っていながら読めないでいて、手塚漫画でみつけたので買って読んだ。
手塚先生は天才だなぁ、と感心しながらおもしろがって読み進んでいるうちに、あっというまに2巻が終わってしまった。物語はまだまだこれからであるのに、この作品は未完ということで、つづきはこの世に存在しない。
ひどい。
「ルードウィヒ」という名前をひどく恨む青年が物語を動かしていったり、ベートーヴェンの生意気でチビでもじゃもじゃなキャラが立ちまくっていたり、猫みたいな女の子がいたり、変なジョークが入ったり。天才の紡ぐ物語というのは、なんと滑らかでリズミカルなことでしょう。
のめり込ませといて途中で読者を放りなげるなんて!
しょうがないので、三島由紀夫の『音楽』を読み始めた。やはり天才の手による物語である。
本棚にしまいこまれてる未読本のうちの1冊。「寝付きになんか読もー」って本棚見たときに、多少未読本にバリエーションがないと、気分に合ったものが見つけられないよね。という言い訳のもと、ときどき衝動買いするものの、やっぱり何年も読んでもらえず寝かされ続けているもののうちの1冊。
わたしの何年か前の衝動、グッジョブ。
ちなみに『ルードウィヒ・B』は数ヶ月の衝動。
本って、「いまこれ読みたい気分!」って衝動で買っても、読み始めるころにはおさまっちゃってるんだよ。アマゾンで翌日あるいは数ヶ月後着なんてのは、いわずもがな。昼間の本屋で買っても、夜まで持たない。本屋は本屋の空気にのせられて、アゲアゲのドバドバで買っちゃうから、帰りの電車くらいですでに熱は冷めちゃってるのだ。せいぜい、帰り道のカフェくらいまでしか持たないのだ。だからやっぱ、多少ストックは必要なのだ。
それに比べ、洋服は、買った翌朝もまだ「着たい!」と思えてることが多い。





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