映画『カポーティ』


カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2009-12-23)
売り上げランキング: 14146

小説家カポーティが、凶悪事件の犯人に深くシンパシーを感じ、惹かれていき、歪な友情を深めていくはなし。

この事件を新聞で知ったのをきっかけにノンフィクションノベルという新しいジャンルに着手。取材中から手応えを感じていて、書けばさらに具体的に成功が見えてきた。前評判も上々。あとは犯人から事件当日のことを聞き出し、死刑を見届ければ作品は完成する。作家として、この事件にのめり込み、夢中で執筆するカポーティ。

一方、犯人は死刑が決定しながらも、予想に反し執行は延期を繰り返す。作家としてだけでなく、友人としてものめりこんでしまったカポーティにとっては、一人の大切な友人を失うことに怯える日々が続く。精神的に弱っていくカポーティ。

作家として事件を利用する自分と、最良の理解者として支える自分。苦しみながら、この二人の自分を往き来する毎日。

全部体言止めで終わるわたしの文章。

この映画、試写室で寝ちゃって見れなくて(でも面白いのは分かったから作品は紹介した)、DVDがレンタルリリースされたとき借りたけどやっぱり寝ちゃって、それでやっと今夜見た。最近忙しくて、もうこの2時間しか見るときないなと思って見たら、そこそこ集中できた。

おもしろかった。

成功者も落伍者も、愛に飢えている。安直な言い方だけど、いつもそう感じる。

この映画には原作がない。この事件を通してカポーティが書いた『冷血』があるだけ。この映画は静かで地味で暗くて、文学みたいだ。だから寝ちゃうんだけど。

冷血 (新潮文庫)
冷血 (新潮文庫)
posted with amazlet at 10.03.30
トルーマン カポーティ
新潮社
売り上げランキング: 61187

これを機に書けなくなったカポーティはまだ冷血じゃなかったということで、犯人も、そういうカポーティに心開いたということは、まだ冷血じゃなかったということだ。

本当に、人が人を裁くなんて、いやなことだ。

若い太陽の塔と若いわたし


最近、結婚(事実婚がいい)・出産願望が高まっていて、連休もデートしたり友達の子どもに会ったりして、めくるめく妄想に花が咲いた。

若い太陽の塔

まる一日たって、改めてこの写真を眺めながら思う。

もしも子どもを産んだら。

わたしが子どもじゃいられなくなっちゃう。

夫「若い太陽の塔見に行かない?」
私「子どもといってきなよ。わたし洗濯しなきゃいけないし、掃除もしないと。(←部屋を散らかす夫への嫌味混じり)」

夫を一人占めする子ども、子どもを一人占めする夫にケチな嫉妬心を抱きながら見送るわたし。

やだー。

雑誌原稿の書き方(引用)


しばらく書き仕事をしていなくて、取材の仕方も文章の書き方も忘れてしまってるんじゃないかと思う。

そこで、ココカラハジマル「雑誌原稿書き方_全111条」、自分がとくに心得ておきたい条文を抜粋引用します。

忘れたころにまた読みなさい、わたし。(それ以前に、書きなさい、わたし。)

004 キーワードをつくろう。
011 体言止めはなるべく使わない。 (キャプションでは頻出可)
018 「物は言いよう」の精神を忘れずに。
049 「とても」「非常に」「かなり」など強調の副詞も連続して使わないこと。 「とても多い」「多い」──後者の方が強い言い切り。-後略-
067 裏をとれ。
069 わかりやすい話をする人は気を付けよう。話し方がうまいだけかもしれない。
074 「”直すな”オーラ」を発する原稿を心がけよう。編集者も取材された側も、最初は遠慮して赤字(修正)を入れる。しかし直しが増えはじめ、校正紙が赤く染まり出すと、赤という色のせいなのか、次第に暴力的な気持ちになり、最後にはあるブロックを丸ごと書き換えるといった事態にまでなる。ケアレスミス撲滅を心がけ、スキのない原稿を仕上げよう。
080 取材で面白いと思ったことは全部書こう。ライターや編集者の資質は何を面白いと思えるかにかかっている。
081 取材が終わったら同行の編集者とお茶しよう。インタビューのどこが面白かったかを編集者から聞き出すのは、ライターにとって第二の取材。-後略-
083 削って削って、最後にくだらんこと言える余裕を残そう。
087 客観性は脚で稼げ。
088 リサーチを重ねて断定を。裏付けのない断定、論理的でない断定は信頼を低下させる。
089 引用先は明記せよ。
099 「でも」の連発にはご用心。 -中略- 反対意見をぶつけてみるのは、取材の後半、取材相手との距離が縮められたなと思ってからにしよう。
104 取材時はおもむろに相手の資料をテーブルの上に並べよう。
110 取材先にお礼の言葉を添えて送本するまでが雑誌制作。
111 人をつなげるのが編集者。

IEだー。


IEブラウズ

修正に取りかかろうという気持ちを持たせるために上げておく。たしかに、なんでこんなマークアップでうまくいくのかわからん、と思ってはいた。

のり子Thanks.

-


感覚を鈍化させなきゃいけないような道は絶対にまちがってる。それでも行くなら感覚を研ぎ澄まして行け。