映画『家族』


家族 [DVD]
家族 [DVD]
posted with amazlet at 10.01.24
松竹ホームビデオ (2009-12-23)
売り上げランキング: 14782

きれいな映画でした。

寅さんがへらへらしてるのに、さくらが「おにーちゃん!」って言わない違和感が、ちょっと強すぎた。寅さんシリーズ3作目と4作目の間、1970年公開。

『おとうと』見たい。『幸せの黄色いハンカチ』も見たくなっちゃった。山田洋次のぜんぶ見たくなってきた。とすると、倍賞千恵子ばっか見なきゃだな。

-

5年くらい前。そのSMクラブはそれまで、わりと知る人ぞ知るという感じの、きれいで賢くて素質のある女の子を集めた店だった。それが、女の子を選別することなく(店には見抜けない可能性を信じて?)受け容れて、法的にも経営の健全化させて、マスコミに対してもオープンになって、むしろ自分たちが発信者になるぞ!くらいの気概を持つ店に変わった。

この変化を見てきたお客さんが「こういうところで遊ぶのは、秘密めいてるからいい。ところが最近はオープンで健全な雰囲気になってしまって、魅力がなくなった。経営者はそういうことが分かっていないんじゃないか」というようなことを言った。

わたしは、そんなの一部の男の勝手な言い分だと思って、納得できなかった。経営者が目指した女の子(売り物)の権利を守るやり方は、妥当だと思った。

けど最近、SMとかフーゾクとかに関わらず、世の中には、秘密めかしておいたほうがいい、まともな、ふつうな感じがする、ということがいっぱいあるなと思うようになった。

20代のころは、性産業にものすごい興味があった。‥‥性産業のうち、売る側に興味があった。買う側のことは、どんなに想像したり理解したりしようとしても、無理だったから諦めたし、そんなには興味もなかったのかも。で、エロ本の仕事を辞めて、「なんかいやだ」っていう感覚を大事にするようになってから、秘密めかしておいたほうがいいことが堂々と表に出ていると、なんかやだなーと思うようになった。

それまでは、臭いものに蓋をするから腐るんだ!とか思ってたのに、その自分が蓋をしたくなってるのに気付いて、戸惑うけど、うれしい気もする。理屈の矛盾は矛盾のままだけど、そういう自分の感覚の変化は尊く、うれしい。

マンション6階より。


ビルがどんどんニョキニョキ伸びて、地面まで太陽が届かなくなったら、人はますます‥‥ますますどうなるんだろう‥‥部屋干し用洗剤と乾燥機が必要になる。