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2000年に映画館で初めて見たとき、よく分からない映画だと思った。
映画のチラシに近くのスペイン料理屋の割引券が付いてて、帰りに寄った。どの街だっけ。一緒に見た人に「どうだった?」と聞かれて、よく分からないと答えた気がする。
でも見直せば思い出すだろうと思ったんだよね、全然まったく完璧に思い出せなかった。びっくり。実は違う作品だったんじゃないかと疑ってみたけど、DVDリリース時期もぴったりだし、やっぱりこれだと思う。
こんなにまったく全部忘れているのに、今日見たら琴線に触れてしまった。
ラストシーンに「……に捧げる」と、複数の名前とこんな人、という説明が連ねて書いてあって、わたしはせいぜい「これから母親になりたい人」というのにひっかかるくらい。とはいえ、すごく母になりたいわけでもなく、子ども作ったら楽しいだろうなという程度。体が子どもを欲してるだけ。
この監督の映画は特にそうだけど、作品は響く人やタイミングを選ぶし、響くポイント(作品そのもの)も、見る側の人やタイミングで違うんだろうなと思った。
一緒に見た人は、監督が捧げた人リストには入ってなかったけど、いったん母親を失ったような男性だった。映画に描かれていた母親たちを、父親を、子どもたちを、どう見たんだろう。9年経った今さら興味深く思う。
今こんなにおもしろいのに、ワンシーンもひとかすりも記憶に残ってないなんて、びっくり。
監督は、男性をすてた女性や、男性と女性が混在している人や、どちらでもない人や、女性、の目でこれを作っている。ように、わたしには見える。男性、はやっぱり出てこない。この人にとって男性のままの男性はすごく薄い存在なのか、すごく描きたくないかのどっちか。
そういえば、バッド・エデュケーションは男性がかなり多かった。監督自身を投影している主人公と、もう一人のメインキャラ。少年時代の主人公とその親友。牧師(これはホモだけど妻子がいた。ホモって言うより変態性欲者か)。
どこまでが自伝か知らないけど、なんらかの感情で男を描きたくないか描きにくいんだろうなあ。客観的でいられなくなるのかな。
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……いらない妄想。作り手の思うつぼか。
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あ、4つ前の日記と同じ作品貼っちゃった。
両方違うパッケージだ。
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