絵本『花いっぱいになあれ』


花いっぱいになあれ (大日本ようねん文庫)
松谷 みよ子
大日本図書
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小学校の教科書にのっていて、宿題で毎日何度も(何度かは忘れたけど1回じゃなかった)音読させられた。覚えていて当然。好きなおはなしだったし。

これが松谷みよ子の作品だと最近気付いて、図書館で借りてきた。
25年ぶりの再読。
絵は、たぶんこれが教科書についていたような気がするけど、曖昧。わからない。

文章は、何度も音読させられたためリズムがしみついている。
音読は常に宿題でやらされたので、教科書のおはなしはだいたいリズムが良いのほど印象深い。『くじらぐも』は中川利枝子の作品だというのも最近気付いたけど、大好きだった。単品の絵本になってないのは残念。

そんで、リズムが良いのは言わずもがな、今読んでみたらことばえらびも、並べ方も、すごくきれい。
イラストが色あせるくらい、文章から伝わるシーンの色が鮮やか。

「花 いっぱいに なあれ」って、タイトルの字面からしてわたしはノックアウトされちゃうぜ。

これ、女性的な感性なのかなあ。

本人の前で松谷みよ子ファンを豪語する若い女性を見たことがある。あれは衝撃的だったなあ。人気漫画家のファンみたいな勢いを感じた。

絵本『ぶたぶたくんのおかいもの』


ぶたぶたくんのおかいもの(こどものとも絵本)
土方 久功
福音館書店
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読者観客をドキドキハラハラさせるためにラスト近くでハプニングを起こして、感動的な涙を分泌させるためにハートフルな展開で結ぶ。こういう物語構成は、わたし大嫌いだ。
こういう作品に「感動してないちゃった!」って払うお金は、インチキ宗教に支払うお布施みたいなもんだ。インチキ宗教のやつらは調子に乗ってますます荒稼ぎするんだぜ。

そんなことしなくても、生きてるとドキドキハラハラの連続。でも渡る世間に鬼はちょっとしかいないし、やさしさもいっぱいある。
そういう、デリケートだけど大事なもやっとしたものを、うまくきりとるのが物語なのじゃないかね、きみ。

この絵本は、非常にうまいこと切り取ってる。ブラボー!

絵本『ねこのごんごん』


ねこのごんごん (こどものともコレクション2009)
大道 あや
福音館書店
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買おうかな。
早く本棚を買わなきゃ。

あ、買いたいものばっかりだ。本、こわいなあ。

ライターやっててときどき取材対象に惚れちゃったり(人じゃなくても企業でもモノでも)して、同じような人を周りにもいっぱい見てきて、そういうのって自分のスタンスを俯瞰できてないよくないことなのではないかと思ってた。
たとえば営業の人が成績上げるのに幸せ感じちゃって、いろいろ大事な物、自分の時間とか好きな物とか友達付き合いとかそういうのを忘れちゃうのに似てるような感じ。

でも最近、仕事に洗脳されるのは、自覚があれば、いいことのような気がする。腕のいいライターというのは、書くことについて一生懸命考えて書く人だし、好きという気持ちは一生懸命考えることをすごく助ける。

よって、わたしが本と本棚を買うことを妥当と判断する。